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研究員:伊藤三洋先生 '雑記帳その7'

2010年07月30日

絵教本「エナ爺」雑記帳7  7/28

7.8章を修正しました。

8章   1995(平成7)年~2005     21世紀に向けて、

  地球温暖化問題は3Rから

(吹き出し)21世紀を前にして、地球温暖化による問題が出てきました。健康な社会を維持するには、省エネやエコノミーな社会のシステムつくりを考えねばなりません。

 70歳になった。1月17日早朝、阪神・淡路大震災が発生。布団の中にいた私は、女房に久し振りに抱きついた。
 ここんところ、地球温暖化なのかどうかも分からないが、サリン事件が続いたり、世界のあちこちで、国が沈没するとか、凍土が溶け始めたとか、結核・HIV/AIDS・マラリアなどの感染症がひろまっているとか、身近な問題としては、パソコンやケイタイの扱いを若い人に教えていただかねばならない、浪費やマナーの悪さをを注意すると叱り返されるなど、社会秩序の崩壊を見ていると、「いよいよ世紀末か!」と思うようになってくる。
 '96アトランタオリンピックのころから、『緑色』が目に付くようになって来た。新世紀に向けて「環境」をキーワードに考えるようになってきたらしい。
 息子が教える学校でも「公害教育」から「環境学習」へと名称が変更され、これまでの「公害の加害者は企業、被害者は住民」という構図から「環境汚染は、地球がここ100年で二酸化炭素を増やし、温暖化をおこしてしまった。原因は、豊かで便利な生活を求め過ぎた先進国の私たちで、一人ひとりが加害者であり、被害者でもある」という。環境に関する社会システムも、縦割り行政のなかで行われていたものが、異業種交流をしたり、世代間を越えて省エネルギー化や循環型社会を目指した3R(リデュース・リユース・リサイクル)の実践をすすめ始めた。
 私も、環境ボランティアに参加した。子どもも、女性も、昔、肩書きがあった人も、現役の行政マンも、各種各様の人々が対等の立場で、自分の能力に応じて活動した。昼食時に、農業のベテランの方が、食糧自給率100%の弁当を持参され、私たちに振舞っていただいた。その方は、お茶も自家栽培、マイ箸は組み立て式、マイカップは使用後小さくたためるタイプなど、ひとつひとつに感激した。
 帰りには、鉄腕アトムの誕生日が2003年4月7日ということが話題となり、核戦争のこと、原子力の平和利用のマスコットであること、いろんな話題を聞けて、元気をもらって帰宅した。


1.2000年に「循環型社会形成推進法」が施行されました。そこには、消費者の生活意識や生活様式を見直すことが望まれています。あなたは、循環型社会へどのような貢献ができますか。具体例を考えてください。


2.3Rとは、具体的にどのようなことをするのですか。実例を3つづつ挙げてください。