「未来へつなぐSDGs戦力アップ講座」は、多様な問題を抱えて生きる私たちが、持続可能な未来を
目指してどのように進んでけばいいのか、様々な視点から専門家のお話を聞き、議論する講座です。
最終回となる第5回は、四日市大学総合政策学部特任教授 松井真理子先生を講師にお招きし「四日市
大学食品ロス研究会の取り組み~成果を地域にどう生かすか~」というテーマでお話いただきました。
日時:令和4年6月25日(土)10:00~11:30
参加者:20名
内容:(1)食品ロスをめぐる状況
食品ロスの定義・日本及び四日市市の食品ロス発生状況・国や自治体等の取組みについて
(2)四日市大学・食品ロス研究会の取組み
3年間の取組みの概要(市内の食品関係事業所の食品ロスに関する実態調査・食品関係事
業者への訪問調査・消費者への食品ロスダイアリー試行・事業者と消費者の対話・海外の
取り組み)
(3)食品ロス削減に向けた政策提言と今後の取組み
「食品ロス」は私たちの日常に密接につながっており、誰もが当事者である身近な問題です。
しかし「食品ロス」について考えていくと、食料自給率や農業政策、貿易問題など国の在り方に関わる
問題がうかびあがってきました。単に、もったいないから食品ロスを減らしましょうという限定的な目
的にとどまらず、私たちがどのような社会に生きたいのかという根源にかかわるテーマだと思います。
よりよい社会をつくっていくために事業者、自治体、学校、そして消費者が力を合わせて動き出さなけ
ればいけない課題だと改めて感じました。
この講座はエフピコ環境基金のご支援をいただいています。