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研究員:伊藤三洋先生 '雑記帳その3'

2010年07月05日

絵教本「エナ爺」雑記帳3  7/5
3.学び

 「環境リテラシーをどうやって学ばさせるのか?」――ご質問ありがとうございます。

  教育現場では、「教える」と「学ぶ」の立場が不明確になり、『甘え』の介入で、悩んでおられる先生が多くなり ました。

  『健康』を考えてみて下さい。―誰もが、何もしないで、待っていれば、誰かが自分を健やかに育ててくれるとは 思っていません。生まれた赤ちゃんですら、生きる努力をしめさなければお乳をもらえません。

そのような努力をするという「学習」は内在的に準備しています。

  健康な生活を送りたい―と思う(タスク)とそのための努力(リスク)は苦労ではなく、むしろその努力は楽しい と感じる(ジョイ)ようになります。さらに、仲間があれば、お金では買えないような価値ある行動(worthwhile) であると思いませんか。

  そのストラテジー(戦略・方法)は、拙著「大リーグのメンタルトレーニング」(ベースボールマガジン社(共訳))、 「チームワーク」(一粒社)、「柔道の協同学習」(日本教育新聞)などを執筆した経験から見えています。

  絵教本「エナ爺」を手にとっていただき、描かれている'何か'に興味を持っていただけたとき、私達の『学びの 協同』が始まります。

その第一歩が、心の琴線に触れる絵教本の作成であると思っています。

  また、教本 となると、「導く方向」に間違いがないことです。みなさまには、その辺りのチェックをお願いいた します。