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放射性廃棄物の地層処分スキルアップ研修に参加!

2010年07月12日

「放射性廃棄物の地層処分に関する地域ワークショップ」は、これまで、三重県では、2008年に津市、2009年は四日市市、今年度の6月には鳥羽市の戸田家で開催されました。当研究会の会長新田義孝教授が基調講演をされ、市民が参加して、下記のように地域での共通認識を高めていくもので、全国各地で開催されています。

「放射性廃棄物の地層処分に関する地域ワークショップ」とは、放射性廃棄物の地層処分、処分事業と地域共生のあり方、地域の将来像などについてさまざまな考え、価値観、立場を持つ市民が集まって意見交換し、お互いが学び合う場のことです)
 主催である資源エネルギー庁からの委託を受け、(株)三菱総合研究所とNPO法人持続可能な社会をつくる元気ネットが運営されています。

2010_0711_094406-P7110512.jpg 全国各地で開催された折にファシリテーターを努めた方々より、今回30名程度の方が北海道の網走や札幌から愛媛県の松山など各地より集合されスキルアップ研修が実施されました。当研究会から、6名(写真左から:宍倉・浅井・都倉・伊藤・矢口・世古)が参加しました。

【一日目】
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日時:7月10日(土)13:00~17:00 
場所:科学技術館(東京都千代田区北の丸公園内)
内容:①科学技術館内アトミックステーション ジオ・ラボの実験ステーションでは「バーチャル地層体験ツアー」で、地層処分の安全性を主に体験ができ啓発広報されるや「身近な放射線を計ってみよう」など解りやすく計測方法を具体的な説明されたものであった。
②ワークショップ:5つの主体に分かれたグループに手を挙げて「具体的な広報の仕方」などを行った。

【二日目】
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日時:7月11日(日)9:30~14:30 
場所:東京電力㈱電力館(東京都渋谷区)
内容:①電力館7Fでは、原子炉(3分の1)の模型やウラン(4人家族で8ヶ月使用できるもの)そして、発電と送電・変電・配電の概略を学べるものなど楽しい内容を見学できた。
②一日目のワークショップを「どう運営し、実現しているか」を更に深めた内容をポストイットに書き出し、各グループ共に具体的方法に沿って熱心に発表を行った。

※「地域ワークショップ」を通して「人材という財産」を全国各地にて築かれています。
国そして企業の支援により、その財産である人(ファシリテーター経験者)を有効に活用するための「しくみ」の具体性を考え、実施のための費用など本音の部分に至る「スキルアップ講座」でありました。
 
                              報告:矢口芳枝