四日市大学エネルギー環境教育研究会は、平成22年度 四日市市「地域リーダー養成講座」の運営を委託、教員編を下記のように開催いたしました。
●日 時:平成22年7月29日(木)
●参加数:10名(教員)1名(教育委員会)1名(環境学習センター)
●場 所:四日市市勤労者・市民交流センター
●時 間:9:00~10:30
●担 当:矢口芳枝(環境省環境カウンセラー)
●テーマ:実践環境教育~プログラムの実施について~
小学校の「総合的な学習の時間」で実践した、毎日の暮らしは、電気の多使用から地球環境問題(温暖化、大気汚染、酸性雨)につながることを知り、毎日の生活を、どう暮らしていくのがよいのかを考え、単元毎に「知識」「知覚」「実験」「体験」を用い、環境保全行動に取組む学習の紹介を2部構成(1.実践内容 2.内容における学習方法の紹介」で、実験方法の紹介なども行いました。
●時 間:10:30~12:00
●担 当:箕浦秀樹(岐阜大学名誉教授 現:岐阜県研究開発財団)
●テーマ:太陽電池をはじめとした新エネルギーについて
【講義の一部より】
新エネルギーとは単に新しいエネルギーという意味ではなく、法律(新エネルギー法)的に定義された用語であり、「石油代替エネルギーの製造・発生・利用のうち、経済性の面における制約から普及が十分でないものであって、その促進を図ることが石油代替エネルギーの導入を図るため特に必要なものとして政令で定めるもの」とされているものであり、再生可能エネルギーに限られている。具体的には下記のものが新エネルギーと呼ばれる。
1.太陽光発電
2.太陽熱利用(給湯、暖房、冷房その他の用途)
3.風力発電
4.雪氷熱利用
5.バイオマス発電
6.バイオマス熱利用
7.バイオマス燃料製造(アルコール燃料、バイオディーゼルなど)
8.廃棄物発電
9.廃棄物熱利用
10.廃棄物燃料製造
11.温度差エネルギー
12.燃料電池
13.天然ガスコージェネレーション
14.クリーンエネルギー自動車
太陽光発電について詳しく講義いただき、ご自身の開発されたフィルム型色素太陽電池「レインボーセル」のご紹介され、興味の持てる内容でした。
報告:矢口芳枝