環境省では、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development:以下、ESD)を、2014年(平成26年)11月に「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」が愛知県名古屋市や岡山県岡山市で開催されます。それに伴い、子どもたちから大人たちへ伝える環境保全活動に対するアイデアやメッセージをテーマに「ESD KIDS FES!!!」を全国10団体が選任され、2月22日(土)東京丸ビルにて各団体による活発な環境保全活動の発表が開催されました。(下記、概要報告をご覧ください)
10団体中に選ばれた学校法人津田学園 津田学園小学校からは、寺本 豊 校長先生が応援に駆けつけていただき、4年生担任 堀木彩加先生、水谷満良乃さん 武藤柚紀乃さんが参加・発表をしていただきました。また、津田学園小学校を支援した研究会からは、新田義孝会長、矢口芳枝事務局長、榊枝正史研究員が参加しました。
(写真右から:4年生担任 堀木彩加先生、武藤柚紀乃さん、水谷満良乃さん)
当研究会は、学校法人津田学園津田学園小学校4年生が取り組む、環境保全活動に支援し、環境省へ申請応募しました。全国から66団体の応募があり、10団体に選ばれて、東京で下記、ESD KIDS FES!!!に参加・残念ながら、上位3団体には選ばれませんでしたが、生徒たち自ら考えた内容はとても素晴らしく感動的な発表でした。
(写真:研究会と津田学園小学校の取り組み)
ESD KIDS FES!!! <概要>
+ESDプロジェクト「全国学び合いフォーラム」 環境省主催 文科省協力
発表大会 2013.2.22.東京駅丸ビル7F 丸ビルホール
1)北海道 苫東・和みの森運営協議会:「和みの森×銭湯 有難うチケットプロジェクト
・間伐材を活用して銭湯に使い、間伐材伐採に参加した人たちに無料チケットを発行。
子供たちが地元ボランティアに交じって、労働に参加。
2)東京 NEC:「NEC田んぼ作りプロジェクトwith アサザ基金」
・NECが提供する無農薬田んぼ作りに子どもとボランティアが参加。年中何かしらの農作業がある。昔ながらの千歯こぎ、脱穀機を子供たちが体験。
3)愛知県 アイシン精機(株) 「アイシン環境学習プログラム」
4)大阪府 雨降る大地の水辺保全ネットワーク:「流域思考による生物多様性の保全と教育が一体となった取り組み」
5)沖縄県 もとぶ元気村こどもエコクラブ(健康科学財団):「私たちができる自然を守る活動について」
・海浜のゴミ拾いを楽しくするために、ビンゴゲームをとりいれた。サンゴの植え付け、グリーンベルトにペチバーを植樹など。
6)宮城県 特定非営利活動法人 宮城県森林インストラクター協会:「伝えよう豊かなけやき山―人と自然―」
・NPOと小学校が協力して小学校の背後にある里山を子どもとボランティアで手入れ。
7)神奈川県 日立製作所・神奈川新聞社:「神奈川こども環境サミット」
・日立製作所実験村を見学。カエルをまず増やすと生物の多様性が甦ることを知った。
8)滋賀県 琵琶湖エコアイディア倶楽部 アイキッズ~エコアイディアキッズびわこ~
「滋賀・琵琶湖の伝統食作り」
・琵琶湖にまつわる伝統食を子どもがボランティア活動に参加。
9)愛媛県 松山市立新玉小学校 「NPOと協働で創る国際理解・平和・環境学習
~モザンビーク共和国との交流を核にして~
・モザンピークについて学び、お菓子を作って販売して基金を作り、廃棄自転車を直して提供し、武器と交換する活動。
10)三重県 四日市大学エネルギー環境教育研究会/津田学園小学校 「五つのものさしで地域の川や生き物をまもっていく!~そして、自分の生活と関連づけて暮らしに生かす~
・学校近くの田や小川での昆虫、とくに絶滅危惧種の保全活動など。
環境大臣賞:1)、 地域貢献賞:8)、 アイディア賞:9) 以上