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大学「環境特殊講義」で、小学校ESD2事例を紹介!

2015年06月28日

四日市大学では、毎年、環境特殊講義(担当:千葉賢先生環境情報学部教授)を学生および一般社会人の方々を対象に実施されています。

6月26日(金)第12回の講義では「三重県の小学校におけるESD実践活動」をテーマで開催されました。

環境省のESD環境教育モデル校のワーキンググループのメンバーでもあり、今回の講義の導入とまとめの役割を矢口芳枝(研究会副会長兼事務局長)が行い、下記、2つの小学校の事例の発表を取りまとめさせていただきました。

25年度の環境省のESDのモデル校であった、名張市薦原小学校の松田淑子先生からは、「ギフチョウを取り巻く自然と、人々の暮らしから考える地域のあり方」から、今までは「社会」「理科」の中でさらっと終わっていた教育であったが、ESDでは、自然、地域、人々の周りの環境についてを学びの中に取り入れている。特に子どもたちから「自分たちの生活も大切だという」ことの「気づき」があったことの報告もあり、持続可能性(SD)を身近に取り入れ、考え、体験することの大切さを伝えていただきました。

26年度の環境省のESDモデル校であった、津田学園小学校の窪田裕志先生の報告では、学校前の嘉例川で毎年4年生が水質調査を「上流」「中流」「下流」の3グループに分かれて水質調査を行っています。
児童が書き込んでいるレポートでは、自分の家の近くの川の様子も追加する方法も取り入れていました。
その中で、ESDを持続的に継続して行うこと大切さや考え方などの報告もありました。

なお、研究会では24年度に2つのESDに関わってきました。
1.「環境省ESDキッズフェス」では、津田学園小学校の支援では、66団体中の10団体に選ばれ入選を果たし、東京大会で発表を行いました。
2.環境省「ESD20の環境プログラム」にも応募して冊子に掲載されました。

四日市大学の学部ニュースにもアップされましたので、ご覧ください。
http://eis-yokkaichi-u.jp/archives/3925/